【リンパのしくみ】体液・リンパ液・血液の性質と役割

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リンパドレナージュの歴史と特徴にひきつづき【リンパのしくみ】体液とリンパ液について解説しますが、その前に、リンパドレナージュの歴史と特徴を簡単にまとめますね。

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「リンパ」について徹底的に理解ていただくために、ご紹介しているリンパに関連する記事は、リンパ液が影響して、セルライトの原因とも関連する「むくみ」を解消し、いつまでも心とカラダの健康を維持することを目的としています。

リンパドレナージュの歴史と特徴まとめ

リンパドレナージュを直訳すると「リンパ排液法」または「リンパ排出法」で、日本では、フランス語をそのまま用いた「リンパドレナージュ」として定着。

リンパドレナージュの考案者はデンマーク人のエミール・ヴォッター医学博士とその夫人が、治療困難な鼻炎の患者からヒントを得て考案。

以降、リンパドレナージュはエステティックのトリートメントのひとつの技法として、活用されている、少し物足りなさを感じる軽いタッチが特徴。

その名のとおり、カラダに蓄積された余分な老廃物や異物の排出に期待ができるケアとして、活用されているテクニックです。

「リンパドレナージュ」「リンパマッサージ」「リンパストレッチ」など、「リンパ」からはじまる「リンパケア」は、それぞれ技法の特徴はちがっても、目的は「いつまでも心とカラダが美しく健康的に年齢を重ねるため」活用されています。

こんな内容でしたね。では、今回のテーマ「体液とリンパ液」について解説していきますね。

体 液

 

体内にある水分の量は、年齢・性別・体脂肪の量によって変わります。また、個人差もありますが、成人で体重の約60~70%を占め、生命維持に欠かせない重要なはたらきをしています。

 

体液というとピンとこないかもしれないですが、体内の生命維持に必要なこの水分のことを指します。

 

そして、体液のほとんどはカラダを構成している、60兆個ともいわれている細胞の内外に存在しています。

 

細胞内に含まれている体液を「細胞内液」といい、細胞と細胞のすき間にある体液を「細胞外液」といいます。

 

細胞内液は全体の約3分の2を占めるといわれているので、細胞外液は約3分の1の量になりますね。

 

細胞外液の占める割合は少ないですが、そのはたらきは、とても重要で、血液中の血漿(けっしょう)、およびリンパ液に分類されます。

 

リンパ液というのは、ケガをしたときなどに透明の液体が出るともいますが、それがリンパ液になります。では、続いて、このリンパ液について解説しますね。

リンパ液

 

体内には血管網とおなじように、リンパ液が流れるリンパ管が全身に網の目状に広がっています。

 

リンパ液というのは、実は、血液からつくられ、組織と組織をつなぐ組織間液のうちのひとつになります。

 

動脈を流れる血液にふくまれる酸素やミネラル、ビタミンなど多くの栄養素を含んだ血漿(けっしょう)は、毛細血管の壁からにじみ出て、細胞と細胞のすき間に流れている組織間液に溶け込みます。

 

組織間液は、血漿(けっしょう)から受け取った酸素や栄養素を、各臓器や組織をつくるカラダ中の細胞に供給します。

 

細胞は酸素や栄養を吸収し代謝します。

 

この代謝によって必要なものはカラダに取り込まれ、不必要となったものは老廃物や二酸化炭素として、細胞の外に排出します。

 

細胞間液はその排出された老廃物や二酸化炭素を取り込み、毛細血管から吸収されて静脈に流れ込みますが、吸収されずに、組織間に広がっている毛細リンパ管とリンパ管に入り込む組織管液もあります。

 

これがリンパ液となり、細胞間の水分バランスを保つはたらきをしています。

 

このリンパ液(リンパ管に入り込んだ組織間液)も、最終的には、静脈に流れ込んだ組織間液と合流し、心臓に戻ることになります。

 

むずかしはなしになりましたが、結局、リンパ液とは、毛細血管からにじみ出た血液の一部であり、血液がろ過された体液ともいえますね。

 

リンパ液の主に、血漿(けっしょう)とリンパ球から構成され、弱アルカリ性の透明な液体ですが、部位によっては脂肪成分により、淡い黄白色をおびています。

 

タンパク質や脂肪を多く含んでいますが、赤血球は含まれていません。このことから、リンパ液の別名を「白い血液」とも呼ばれています。

 

リンパ液は体重の約16%を占め、体重約63kgの人であれば、約10Lの容量になりますが、リンパ管とおって静脈に戻るリンパ液の量は、1日あたり3~4Lほどです。

 

血液とリンパの役割の違い

 

血管を流れる「血液」と、リンパ管を流れる「リンパ液」は、ともに最終的には心臓に戻る大きな「流れ」ですが、その役割は大きく異なります。

 

血液は、心臓のポンプ機能で全身を循環します。

 

血液は、動脈をとおり毛細血管からにじみ出て、栄養素や酸素を全身の各細胞に届けます。その後、静脈をとおりながら老廃物や二酸化炭素を回収し、心臓に戻ります。

 

血液中の老廃物は、腎臓でろ過されます。

 

リンパ液は、血液と異なり循環せず、手足の先にある毛細リンパ管が起点となり、どんどん合流をかさね、最終的に心臓に戻る一方通行です。

 

リンパ液は、血管からにじみでた栄養素を回収したり、異物(細菌など)を退治しながら、鎖骨下静脈の合流後、最終的に心臓に戻ります。

 

リンパ液は、心臓に代わるポンプ機能がないため、筋肉を動かすことでリンパ液の流れを活性化する、ポンプ機能の役割を果たしています。

 

運動不足のよる筋肉の減少、筋肉のこりや疲れは、リンパの流れを悪くします。

【リンパのしくみ】体液・リンパ液・血液の性質と役割 まとめ

 

ー「体 液」まとめー

 

◆体液というのは、成人の体内の60~70%を占める、体内の生命維持に必要な水分です。

 

◆この体液は、全体の約3分の2を占めるといわれている「細胞内液」、約3分の1の量を占める「細胞外液」に分かれる。

 

◆細胞外液のはたらきは、とても重要で血液中の血漿(けっしょう)、およびリンパ液に分類される。

 

ー「リンパ液」まとめー

 

◆リンパ液(組織間液)は、血漿(けっしょう)から受け取った酸素や栄養素を回収し、各臓器や組織をつくるカラダ中の細胞に供給します。

 

◆リンパ液は、血管からにじみ出た、老廃物や二酸化炭素を取り込み退治をしながら、最後は心臓に戻る。

 

◆リンパ液とは、血液がろ過された体液(組織間液)。

 

◆リンパ液は、血漿(けっしょう)とリンパ球から構成されている。

 

◆弱アルカリ性の透明な液体。部位によっては脂肪成分により、淡い黄白色をおびている。

 

◆タンパク質や脂肪を多く含み、赤血球は含まれていないことから、リンパ液の別名を「白い血液」とも呼ばれている。

 

◆リンパ液は体重の約16%を占める。

 

ー血液とリンパ液の性質と役割の違いー

 

◆血液は、心臓のポンプ機能で全身を循環する。

 

◆リンパ液は、手足を起点として心臓に向かって一方通行。

 

◆リンパ液は、心臓の代わりになるポンプ役がないので、筋肉を動かすことで、リンパ液の流れを活性化する。

 

◆運動不足による筋肉の減少、筋肉のこりや疲れは、リンパの流れを悪くします。

 

以上のように、リンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分がたまり、どんどん「むくみ」で太くなってしまいます。

 

このため、いつまでも若々しく過ごすために、リンパドレナージュ(直訳でリンパ排液・リンパ排出)は、やさしく撫でるだけでも、カラダ本来の美しさを取り戻すことが期待できるといえますね。

 

お風呂あがりに、手足の先から心臓にむかって、やさしいマッサージの習慣で、体内の余分な水分(老廃物など)を排出!!

 

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ひきつづき、【リンパの流れ】について、美肌やスリムなボディのために、むくみの正体をリンパの流れを解説しています。

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