エステサロンが倒産!全身脱毛や痩身契約が残っている場合の返金や対処法

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エステサロンの倒産は年々増えています

美しくなりたい願望を叶えるために多くの女性が、エステサロンで全身脱毛や、理想のボディを手に入れるための痩身コース、リフトアップのためのフェイシャルケアなど、利用されています。

エステサロンでは基本的に、継続してサービスを受けることが前提で、1回あたりの施術金額を割引し、前払いで必要な回数分を現金一括、カード払い、クレジットの分割払いなど、支払方法は異なりますが、お客さまと1年前後の契約期間で締結する場合が多いです。

継続することが前提の割引を受けても、実際、必要な回数分となれば、12回、24回、36回となり、契約金額は高額になります。

(※1回での効果に大きな期待を持たれる方もいますが、エステでの効果は継続することで得るものです。通常、1クール12回と考え、目標に応じて、通い方や回数が前払いを前提に提案されます。)

高額になればなるほど、前払いでお金を支払うのに不安を感じたお客さまから、たびたび質問を直接受けることもあった、「もしも契約期間中にエステサロンが倒産したらどうなるの?」。

エステの倒産が今では珍しくなく、大手エステサロンから小さなサロンまで年々増加の傾向がみられるエステサロン。

「もしも契約期間中にエステサロンが倒産したら?前払いで支払ったお金はどうなるの?返金されるの?」心配されて当然だと思います。

今回はわたし自身、25年間継続してきたエステサロンの廃業を経験した立場で、今回は、キレイごとでは済まされない、ダークな部分に触れながら、「もしもエステサロンが倒産したらどうなるの?返金や対処法」について解説します。

もしも?!「今」通っていたはずのエステサロンが突然に廃業で、連絡が取れなく困っている場合や、これから全身脱毛や痩身コースなど先払いのコース契約は、倒産すかもしれないリスクが不安だとお考えの方は参考にしてくださいね。

もしも契約したエステサロンが倒産したらどうなるの?

もしもある日突然、なんの告知もなく、通っているエステサロンが倒産してしまった場合!気になるのが前払いしている、施術を受けていない料金が返金してもらえるのか?だと思います。

結論から申し上げると、前払いしているエステサロンが倒産した場合は、契約の返金は期待できないとが多いです。

エステサロンの倒産が自己破産の場合

もしも通っているエステサロンが自己破産手続きを開始した場合、破産法に基づき、破産管財人が残っている資産を換金し、優先する支払い先の債権を清算していきます。

優先される債権とは、税金、社会保険など国庫金になります。次に、サロンの従業員の未払い給料に支払われます。優先される債権の清算が終わってから、一般債権者への分配が平等に行われます。

一般債権者は金融機関、取引先業者、そして、エステサロンとエステ契約を結ばれ、未消化(残っているエステ)のエステが残っている消費者(お客さま)になります。

返金がある場合は、優先される支払先に清算後になるので、その後、余裕がある場合は、返金されるケースもあると思います。

実際には、そもそも倒産(自己破産)を選択されたエステサロンに、資金の余裕があるとは考えられなですが、自己破産手続きを開始されると、代理人弁護士や、破産管財人など、きちんと対応してくれる窓口があるので、質問などお問合せしてください。

自己破産手続きが開始されると、いくら腹が立っても債権者集会までは、エステサロン代表に意見を述べる機会はありません。

もしも通っているエステサロンが倒産したと知ったら、破産手続きを開始したのかどうかを確認後、窓口となる代理人弁護士に連絡してくださいね。

エステサロンが夜逃げした場合

もっとも最悪なのが、エステサロンが〝夜逃げ〟した場合になります。

破産手続きを開始するには、代理人弁護士や、破産管財人(破産財団)への費用がかかりますが、小さな個人経営のエステサロンの場合、これらの費用の捻出も困難となり、ある日突然、連絡がつかない〝夜逃げ〟のような状況で、倒産される場合はもあります。

この場合、どこにも連絡することができず、その後の対応自体が厳しい状況になります。

夢を買うために前払いした大切なお金を取り戻したい!
破産にしても、夜逃げにしても、消費者としての腹立たしさは同じだと思います。〝泣き寝入り〟するのは嫌!そんなお気持ちになると思います。

ただ、現実的にはお金が返ってくることは厳しいとはいえ、もしも通っているエステサロンが倒産してしまった場合、どのような行動をとればいいのかまとめてみました。

通っているエステサロンが倒産した場合、まずは契約書を確認する

もしも通っているエステサロンの倒産を知ったら、まずはコース契約や入会手続きを交わしたときの契約書を確認してください。

「前受金の保全措置」の有無を確認

エステサロンが倒産した場合に、まずは契約書面の中に「前受金の安全措置」について記載されているかどうかを最優先で確認してください。

この「前受金の保全措置」とは、事業者の倒産などに備えて、顧客に対して前受け金の全額、または一部を返還するために、事業者が金融機関との間に保証委託契約を結んでいることを意味しています。

「前受金の保全措置」が契約書に書かれていたら、倒産したエステサロンに一括前払いをしていても、エステ側が契約している金融機関から、全額もしくは一部が返金されることになります。

この「前受金の保全措置」が契約書に明記されているのに、それを知らずに〝泣き寝入り〟するなんてもったいないので、まずは前受金の保全措置を最優先して確認してください。

(※そのほか契約書に倒産した場合の支払・返金・優遇措置について書かれていないか、裏面に書かれている小さな文字まで、隅々までしっかり読みなおしてくださいね。)

クレジット契約の分割払いの場合、支払拒絶措置で、支払を停止しましょう

平成11年10月に改正された割賦販売法により、ローン提携販売やクレジットを組んで支払う場合、役務提供事業者(この場合、エステサロン)との間で生じている事由(倒産などにより役務(エステの施術)の提供が受けられないなど)をもって、金融機関や信販会社からの請求も拒否(支払拒絶措置が取れる)できます。

もしも通っていたエステサロンが倒産し、未消化のエステが残っていてなおかつ、クレジット契約が残っている場合は、放置しているとクレジット会社から請求がきてしまう可能性があります。

この場合はクレジット会社に連絡し、エステサロンが倒産したことを伝え、支払をストップしてもらいましょう。

※可能な状況であれば、クレジット会社はカルテの確認や契約書面の確認を行い、残回数を確認しますので、虚偽の申請はトラブルになるので気をつけてくださいね。

消費者センターに相談に行く

通っていたエステサロンが突然、倒産してしまい、どこにも相談する窓口が無い場合、過度の期待をしすぎると、落胆することになりますが、公的機関である、お住まいの地域の消費者センターに相談に行きましょう。

今後の対処法や「前受金の保全措置」がある場合、どのようにすれば返金されるのかなど相談に乗っていただけます。また、相談することで貴重なアドバイスをいただけるかもしれないので、相談に行く場合は、契約書を持参することを忘れないでくださいね。

エステティック業界の協会に加盟していないか確認

一般社団法人日本エスティック経営者会や、一般社団法人日本エステティック業協会に加盟しているエステサロンが倒産した場合、代替サービスや救済措置を受けることができる場合があります。

分割払いをしていた場合

引き継いだエステサロンに残金を支払えば、今までと同じようなサービスを受けることができます。

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一括払いをしていた場合

引き継いだエステサロンに、ある一定料金、もしくは追加料金を支払わなければ、残りの施術は受けることができない場合が多いです。この場合の追加料金などは、通常の料金設定よりも安くなっているので、内容によっては丸々損をするよりは賢明かもしれません。

これらの救済措置に関して、破産手続きの場合、代理人弁護士に問い合わせれば、協会の所属の有無から、連絡方法など詳細に教えてもらえます。

相談窓口が無い場合は、倒産したエステサロンのホームページ・メンバーズカード・封書・チラシ類などで、所属しているエステティック業界の協会を確認後、加盟している協会に連絡すれば、詳細に教えてもらうことができるので、協会への加盟を確認してくださいね。

倒産しそうな危険なエステサロンの特徴

エステサロンに通ってキレイを手に入れるためには、継続して通うことを前提にした割引制度で、高額な前払い金契約を結ぶことが多い中、実際に、通っているエステサロンが倒産し、〝泣き寝入り〟している人もたくさんいらっしゃいます。

エステ業界は入れ替わりが激しい業界といわれていますが、夢を叶えるためのエステサロン選びで、「倒産してしまいそうなエステサロンとは契約を結ばない」ことがもっとも重要になります。

そこで、「倒産しそうな危険なエステサロンの特徴」をまとめてみましたので、今後のエステサロン選びの参考になさってくださいね。

①個人経営の小さなエステサロン

今の時代、全国展開の有名サロンであっても、リスクがゼロとは言いがたいですが、個人経営の小さなエステサロンよりは、経営状況が安定しているので、倒産リスクは少ないと考えることができます。

②エステティック業界の協会団体に加盟していないエステサロン

エステティック業界の協会団体に加盟しているサロンであれば、万が一、倒産した場合でも、同じ協会に属す他のエステサロンが、倒産したエステサロンの施術を引き継ぐ救済措置で、代替サービスを受けるとこができる場合があり、安心感がありますね。

③現金一括払いキャンペーンを乱発するエステサロン

経営状況が悪化しだすと、カード払いやクレジット払いでは、現金が入金されるまでに時間を要します。クレジット会社やカード会社の規定で、5日後、10日後、1ヵ月後など、差がありますが、倒産寸前のエステサロンでは、即現金が必要な状況なので、安い金額で現金一括払いキャンペーンを実施して、危機状況を回避しています。

また、日ごろから、カード払いやクレジット払いより、現金払いを要求するエステサロンは同様だと考えてもいいかもしれないです。経営状況が安定しているエステサロンでは、カード払い・クレジット払いでも大歓迎されますので、目安にしてくださいね。

④強引な勧誘や高額コースを提案するエステサロン

久しぶりに来店したり、いきなり必要以上に強引な勧誘や高額なコースを提案するエステサロンは、経営状況が悪化し倒産のリスクが高いと考えられます。

エステサロン側が経営状況を改善するために、強引な勧誘や高額なコースを提案している場合、必死になって説得、納得させて契約を取ろうと、〝あの手、この手〟で説明してきますが、冷静な判断で「NO!」といえる姿勢をお持ちくださいね。

⑤スタッフの対応やサロンの雰囲気が気になるエステサロン

経営状況が悪化しだすと、エステティシャンやスタッフが退職したり、また、モチベーションが下がってしまい、どことなく暗い印象になってきます。そうなると、エステサロン全体の雰囲気に、活気がなく、殺伐した感じがします。

掃除が行き届いていないエステサロンや、スタッフが激減しだしているエステサロン、また、殺伐とした雰囲気がただよっているエステサロンは、すでに、倒産直前の危険ラインかもしれないので、少しでも気になることがある場合は、契約を避けられ「ずーッと通いたいと思うエステサロン」を選んでくださいね。

最小限のリスクにするための方法

エステ業界だけでなく、倒産リスクはどんな業界にも潜んでいますが、さいごに、エステが倒産しても、最小限のリスクにするための方法をお伝えします。

①高額な一括払いは避ける

エステは継続して効果を得るもので、契約の前提として必要回数分の前払い金が基本になると思います。そのため、3か月分、半年分、1年分のコースを前払いで支払うとなると、高額になってしまいます。

契約書面に「前受金の保全措置」が明記されていても、支払った金額が全額が返金されるかはわかりません。一部返金の場合もあります。

可能な限り、現金一括払いは避けられ、分割払いの交渉をしてくださいね。

どうしても倒産リスクが心配な場合は、クレジット契約にすればエステの場合は利率が高くなりますが、万が一、倒産した場合には支払停止措置が取れます。安心を買うためには、高い手数料を支払う方法もひとつかもしれないですね。

②契約する前に口コミサイトでエステサロンの評判をチェック

エステサロンの口コミは、たくさんあるので、まずは、エステサロンを何件かピックアップされたら、そのエステサロンの口コミは必ずチェックするようにしましょう。

口コミにて、「強引な勧誘」「予約が取れない」「サロンの雰囲気が悪い」などの口コミが多い場合は注意するほうがいいです。

口コミがずべてではないにしても、事前に下調べをしたうえで、ご自身の直感でエステサロン選びをされることで、よりリスクは回避できると思います。

③契約書は裏面まできちんと読む

契約書面を裏面まで隅々読むのは、とっても面倒なので省略されることが多いのですが、契約書面にひょっとしたら、不利益なことが明記されている可能性もあります。

明らかに「とんでもない不利益な内容の契約書」であっても、自署にてサインしてしまえば、契約書のすべての内容を納得したことになるので、『知らなかったでは済まされない』ことになります。

あとから知って!後悔しないために、契約書面にサインする前には、必ず、隅々まで契約書をきちんと読むことを忘れないでくださいね。

④初回は高額コースではなく1回ごとの支払や、安いコースからはじめる

はじめてのエステサロンで、サロンの雰囲気やスタッフ、エステティシャンの資質を見極めるのは厳しいかもしれません。リスクを回避するために、サロンを観察する期間として、初回は少々金額が割高でも都度払いか、安いコースからはじめることをおすすめします。

まとめ

エステ業界は非常に競争が激しい業界です。そのため、生き残ることが難しいといわれている業種になり、エステサロンの倒産は、年々増加しています。

せっかく思い切って、ツルツル肌を手に入れるために契約した全身脱毛!

理想の体型になるための痩身コース!

リフトアップのための光フェイシャルコース!

コース途中で、エステサロンが倒産してしまったら、泣き寝入りするしかない・・・

こんな状況を回避するためにも【倒産するかもしれない危険なエステサロン】、【最小限のリスクにするための方法】で、注意するポイントをご紹介しました。

価格の安さだけで選んだりしていると、後悔してしまうことになりかねません。特に激安店舗の移り変わりは激しくなっています。

経営年数や営業実績もひとつの目安かもしれません。新しい小さなエステサロンと、全国に展開されている知名度の高いエステサロンであれば、有名エステサロンの方が安心感は高いですね。

リスクを回避するためにも、エステサロン選びが大きなポイントになります。しっかりと観察して、倒産しないエステサロンを選んでくださいね。また、倒産されても、できる限り損しないように、事前に対処してくださいね。

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