美肌美人を目指すための基礎講座【肌のしくみと役割・コスメの保湿成分】

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美肌美人になりたい方は「肌のしくみと役割」を知りましょう

 

肌トラブルの原因を知りましょう

 

「美肌に必要な成分のコラーゲンやセラミドが…」と聞いても、これらの成分がどのように肌へ浸透し、作用するのか?

 

なんとなく分かるような、分からないようなだけど、肌によさそうだからといって、安易にコスメ選びをされいる方が大半だと思います。

 

よほど美容通か、マニアか、美容関連の仕事をしていなければ、化粧品に配合された美容成分を理解できる方は、中々いらっしゃらないと思います。

 

日本で販売されている化粧品は、厚生労働省の厳しい審査を受けて認可された美容成分を用いて製造されています。

 

最近では、化粧品などを購入した際に、肌トラブルを回避するため、パッケージの裏や容器の裏にカタカナだらけの全成分表記が義務付けされるようになりました。

 

でもどうでしょうか?

 

仕事がら化粧品売り場に立ち寄ることが多いですが、化粧品選びをされているお客さまが、パッケージの裏面の表記をマジマジと読まれているシーンには遭遇していません。

 

また、美肌セミナーの参加者さまに質問しても、全成分表記を確認してから購入している方とは、まだ、めぐりあえていません。

 

正直なところ、小さな文字の羅列を読み解いてまで、成分の役割を理解してスキンケアをされている方や、肌の構造をご存知の方も、あまり多くはいません。

 

今回は「美肌美人を目指す」ホームエステティシャンになるための基礎講座をご紹介します。

 

この肌の構造を知るだけでも、自分のお肌の状態がより把握できるようになり、今使っている化粧品がどのように作用しているのかがわかります。 

 

また、自分に合う化粧品や合わない成分、より詳しい肌質などもわかるようになってくるので、お肌の構造について理解を深めて頭に入れてくださいね。

 

肌の構造

(図1、健康な皮膚の断面図)

 

一般に皮膚と呼ばれている部分は「表皮」「真皮」の2層構造になっています。 その厚みはわずか0.4~1.5㎜程度。 

 

「お肌をこすってはいけない」とよくいいますが、それはこの薄さゆえです。 

お肌は桃の皮のように薄いので、優しく丁寧に扱わなければならないのです。

 

表皮の役割

 

この皮膚の中でもわずか0.3㎜程度の「表皮」は一番内側から、

「基底層(きていそう)」

「有棘層(ゆうきょくそう)」

「顆粒層(かりゅうそう)」

「角質層(かくしつそう)」と徐々に変化します。

 

最後は皮膚の一番外側にある角質層となり、一定の期間留まったあとに剥がれ落ちていきます。 

(図2、健康な皮膚は、約28日間でターンオーバーします)

 

皮膚は生まれてはがれ落ちるまで、約一ヶ月のサイクルで再生されていて、これを「ターンオーバー」と呼びます。

 

肌の一番外側を覆う厚さ0.02~0.03㎜の角質層は、角質細胞がブロック状に重なっています。 

 

その間にはセラミドを主成分とする細胞間脂質が角質細胞同士をセメントのように接着しています。 

 

【セラミド】

 

角質細胞を十分に繋ぎ合わせることで肌に水分をキープします。

 

水分が保たれた肌には【バリア機能】が働きます。

 

美肌を保つためには皮膚の新陳代謝であるターンオーバーが正常に繰り返されていること。 

 

そして水分保持の役割を果たすセラミドが十分保たれ、肌のバリア機能が働いていることが重要となります。

(図3、 皮脂腺から出た皮脂と汗が混じりあい皮脂膜となり肌を整えます)

 

また、皮脂腺より分泌される皮脂と汗が混ざり合い(乳化)肌を包む皮脂膜となります。 

 

【皮脂膜】

 

お肌の保湿と保護をする天然のクリームの役割を果たします。 

 

化粧品のクリームはこの皮脂膜を基準に作られています。 

 

健康な肌の皮脂膜は、pH4.5~6.0の弱酸性に保たれ、酸に弱い細菌やカビなどの増殖を抑制しています。

 

真皮の役割

 

そして「表皮」を下から支えている「真皮」。 

 

編目状にはりめぐるコラーゲン繊維(俗にいうコラーゲン)とそれを繋ぎ合わせる弾力性のあるエラスチンが、皮膚の弾力を保つために真皮内でクッションの役割を果たしサポートしています。 

 

そしてこれらの隙間には水分が十分に含まれたゼリー状のヒアルロン酸などが含まれます。 

 

【ヒアルロン酸】

 

肌の内側の水分を保つ役割を果たすだけでなく肌全体のうるおいと柔軟性をもたらしています。

 

真皮の中には繊維芽細胞と呼ばれる美肌作りに一番大きく関わる細胞が点々と含まれます。 

 

【繊維芽細胞】

 

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り、また古くなったコラーゲンやエラスチンの分解処理も行ないます。 

 

しかし老化や紫外線の影響で繊維芽細胞は弱り、真皮の構成要素の生産がスムーズにいかなくなります。

 

コラーゲンやエラスチンの生産量が減ることによる影響

 

表皮を支える力が弱くなり肌全体の弾力やハリが失われ、ほうれい線のような深いシワや目の下や顔全体のたるみなどを引き起こすのです。

 

体内の保湿成分とコスメの関係

 

肌の水分を逃がさず、みずみずしい状態を保つために必要な保湿成分。

 

体内には様々な保湿成分がありお肌を潤しています。

 

その機能は複雑に作用しあっていますが、大きく分けて角質層での保湿機能と、真皮内の保湿機能に分かれます。

 

角質層の保湿成分

(図4、角質層の保湿を行う成分)

 

【セラミド】

 

角質層で細胞どうしを結びつける働きがあり、保湿には欠かせないのが角質細胞間脂質。

 

セラミド、遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルから成り、セラミドは、細胞間脂質の約40%を占めており、水分を強力に挟み込んで保持する特性があります。

 

たとえ外気の湿度が下がっても、水分を持続的に保つ力のある最強の保湿物質です。

 

化粧品などに配合されているセラミドは、「セラミド様物質」と呼ばれ、水と混じるとラメラ構造をつくる成分があり、角質層の中に水分を閉じ込めることから、セラミドの代用品として使われています。

 

【ステアリン酸コレステロール・コレステロールエステル】

 

セラミド以外の角質細胞間脂質。保湿力は、セラミドより弱い。

 

【天然保温因子(NMF)】

 

角質細胞内にある保湿成分。

 

アミノ酸や尿素、PCA(ピロリドンカルボン酸)など、約20種類の成分で構成されています。

 

保湿力は、強くありませんが、サラっとしていて使用感がよいため、保湿化粧水によく配合されています。

 

尿素は、水分を引き寄せて、水分の膜を作り、皮脂と混ざり合ってバリア機能を保っています。 

 

真皮の保湿成分

 

表皮の下にあり、皮膚の弾力やハリなどに影響する非常に重要な役割を果たす真皮は体重の約15~20%を占めます。

 

真皮は繊維成分、その間を埋める無定形基質、それらを産生する繊維芽細胞から構成されます。

 

その真皮にもともとある保湿成分をご紹介いたします。

 

ただし、これらを化粧品に配合された状態で肌に使っても真皮まで吸収されることはなく、角質層浅層、もしくは角質層表面の保湿にとどまります。

 

とはいえ、肌表面が潤う事によって皮膚はしなやかで美しくなりますし、保湿機能が正常に働くことは重要ですので無駄にはなりません。

 

それでは真皮の保湿成分をみてみましょう。

図5、 真皮及び表皮の様子。真皮にはヒアルロン酸などの保湿成分が存在し、皮膚の土台になります。土台が崩れると表皮が凹みシワやたるみの原因となります。

 

【ヒアルロン酸】

 

真皮の無定形基質(形の定まらない細胞間の物質)で抽出するとゼリー状になります。細胞間あるいは組織間を埋め、細胞活動を調整する役割があります。

 

ヒアルロン酸1gに対して約1リットルの水分を保持するという非常に高い保水能力があります。

 

もともと人間の細胞内に存在している物質ですが、代謝が早く、年齢とともに産生能力が低下するため、60歳になると新生児の約3分の1にまで減ってしまいます。

 

【コラーゲン】

 

真皮の主成分で、繊維芽細胞で合成されるポリペプチド鎖です。

 

束になって膠原繊維となると、真皮の構造を保つ骨格となります。

 

化粧品には牛や豚由来の加水分解コラーゲンが保湿成分としてとして配合されますが、もちろん真皮までは吸収されません。

 

親水性が非常に高く、とらえた水分を逃さないという性質を持っています。

 

また、コラーゲンは、アレルギーを起こしにくい物質ですので、敏感肌の方でも安心して使用できます。

 

【エラスチン】

 

真皮の弾力性を保つ弾性繊維はエラスチンという無構造物質と周囲を取り囲む細繊維からなります。

 

エラスチンは真皮の繊維芽細胞から合成されます。

 

【ヘパリン類似物質】

 

真皮の基質無構造物質のなかで、重要な成分はグリコサミノグリカンと呼ばれる酸性多糖類で、ヒアルロン酸がほとんどを占めます。

 

この他、少量ではあるものの、コンドロイチン硫酸やヘパラン硫酸、ヘパリンも含まれます。

 

ヘパリンにも水分含有力があることから、類似の成分を保湿成分として応用したもので、医薬品にも使われています。

 

ヒルドイドソフト軟膏は外用薬です

 

【外用薬で処方されるヒルドイドソフト軟膏 が美容目的で乱用?医療費が60億円もアップ?】

 

ヒルドイドクリームやヒルドイドローションという 医薬品を皮膚科で処方していただいたことはないでしょうか? 小さなお子様の保湿剤として安全性が 高いことで定番になっている塗り薬です。

 

最近は美容雑誌などで、 このヒルドイドをスキンケアのアイテムとして、 皮膚科で処方してもらい安価に高級をクリームで美肌を手に入れる! こんな記事を目にしますが、 医療費問題が社会的にクローズアップされている時代に、 よくもこんな記事を掲載しているなぁ~と驚いています。

 

たしかに、ヒルドイドという塗り薬は、 このへパリン類似物質の表記され『血行促進』の効果があり、 アトピー性皮膚炎、しもやけ、 けが後のケロイド防止から打撲や捻挫まで処方される外用薬です。

 

このヒルドイドには、 ソフト軟膏・クリーム・ローション・スプレー 4つのタイプがあり、いずれも0.3%配合され、 薬剤料はソフト軟膏50g 1本1185円、自己負担金最大360円。 何万円もする高級クリームに匹敵すると紹介されて以降、 約4倍以上の処方がされているみたいです。

 

また、悪質なのが子供用と称して無料で大量に入手 されている方も続出しているようで、モラルがとわれると思います。 実際に、使用した感想はまったく物足りなさを感じます。

 

あくまでも血行促進を目的とした外用薬であって、 美肌を追求するならばテクスチャーや肌の質感からいえば、 自分の肌質にあったスキンケアでお手入れする方がはるかに美肌になりますよ。

 

スキンケアで抑えておきたいポイント

 

コスメには様々な物質が保湿成分として含まれます。

 

セラミド、ヒアルロン酸、トレハロースなどの糖類は水を含み肌の表面で保水をしてくれるのでオススメです。その他尿酸やグリセリンなども保湿に効果的です。

 

また最近はバリア機能を高めるとした化粧品が出てきましたが、こちらも有効です。

 

しかし水を与えただけでは水分は蒸発してしまいますので、この上からクリームなどの油分を含んだものでフタをする必要があります。

 

このように、肌の保湿メカニズムを知り、潤す事に有効な成分を見極め、賢く美肌をつくっていくことがアンチエイジングには一番効果的です。

 

丈夫な皮膚を作るために最も重要なケア

 

日常で心がけてほしい重要なケアはやはり保湿とUVケア。

 

化粧水の後には乳液やクリームを塗って、水分が逃げないようにフタをしてあげましょう。 

 

UVケアはシミ対策はだけでなく、紫外線が活性酸素を作り、肌そのものを老化させコラーゲンやエラスチンの生産量を減らしてしまうということを頭に入れ、通年行ないましょう。

 

美肌美人を目指すための基礎講座【肌のしくみと役割・コスメの保湿成分】まとめ

 

 

化粧品に含まれている美容成分というのは、わたしたちの体内で作られているもので、加齢とともに減少する成分を補うことがスキンケアの目的のひとつです。

 

だから、肌の構造を理解することで、肌を観察して肌の状況をみて、不足しているものを補えれるようになれば、美肌美人も夢じゃないですね。

 


 

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